
9月30日(水)〜10月6日(火)に開催される阪急メンズ大阪・大阪髙島屋のPOP-UP STOREに出展するスーパーデザイナー学科の選抜4ブランド。
vol.3では、和歌山でセレクトした生地が届いたアトリエでの制作からプロとの売り場づくりまで、開幕へ向けた舞台裏をお届けします。
■アトリエに響く裁断音、針と糸が交差する制作の日々

和歌山でセレクトした表情豊かな生地がアトリエに届き、いよいよ仕立ての工程へ。ミリ単位のパターン修正、フィッティングの微調整、何層にも重ねる手作業のプリント。思い描くデザインを形にするための模索が、連日続きます。一本の糸、一枚の生地が服へと昇華していく過程で繰り広げられた、真剣な眼差しと情熱の作業風景を追いました。
■各ブランドのこだわり
一着の服を作り上げるまでに、学生デザイナーたちはどのような壁にぶつかり、何にこだわり抜いたのか。4名に、制作で最も力を注いだポイントや苦労した点を聞きました。
TSUBASA DAIKOKU/大黒 翼(ダイコク ツバサ)

「最大5層に重ねたシルクスクリーンで、一着分で丸一日かけてプリントすることが大変でした。自分ですごく好きなグラフィックなので、完成した時の達成感があり、パズルを一つひとつ埋めるように楽しみながら制作しています」。
SEKO by ITSUKI SEKO / 世古 樹(セコ イツキ)

「テクニックの部分をメインに作りました。面白いテクニックを使っているので、アイテム一つで存在感のある服に仕上がっていると思います。パーツの量が非常に多く縫製に長い時間がかかっていますが、出来上がりを見るとカッコよく、ワクワクさせてくれる商品です」。
RYOTA UDAKA/宇髙 稜太(ウダカ リョウタ)

「普段のブランドで制作しているアイテムがデニム製品なので、ニット生地でデニム製品の仕様に縫製することで、新たな感覚を楽しめるアイテムを制作します。ハイゲージでしっかりしている分、縫製はより一層丁寧に行うことを心がけています」。
KOZONO TERUHISA/小薗 輝久(コゾノ テルヒサ)

「手織りのディテールです。ニットとのバランスを見て、手作業で表現する工程に力を注ぎました」。
■お客様を迎える舞台へ、売場づくりの共創
服の仕上がりに目処が立ち始めるなか、次なる重要プロセスであるVMD(ヴィジュアル・マーチャンダイジング)の打合せが行われました。阪急メンズ大阪・大阪髙島屋の売場担当者と学生たちが顔を揃え、店頭でのレイアウトや使用する什器、商品の魅力を最大限に引き出す展示方法について、綿密な協議を重ねます。どう配置すれば商品の魅力を余すことなくお客様へ届けられるのか──試行錯誤を重ねる打合せは、店頭で出会う瞬間を思い描きながら進みました。
■次回予告
制作も、売場づくりも、いよいよ大詰め。vol.4では、完成した4ブランドのコレクションと、和歌山大莫小との共創アイテムをご紹介します。
■連載一覧(INDEX)
■POP-UP STORE 開催概要
■ROOT Cについて
「ROOT C」は、阪急メンズ大阪が展開する、関西発の若きクリエイターを支援するコミュニティプロジェクトです。ROOT(根)と、CREATION(創造)・CREATOR(創り手)・COLLABORATION(協力)・CHEER(応援)など様々な“C”を掛け合わせ、地域産地や店舗との持続可能な循環と新しい価値の創造を目指しています。
*本記事は阪急メンズ大阪の記事ベースに再編集したものです
https://web.hh-online.jp/hankyu-mens/contents/news/010502/